制御の基礎

リレーソケットとは?
リレーを差し込んで配線しやすくする部品の基本を解説

リレーソケットは、リレー本体を差し込んで使うための台座です。端子番号を追いやすく、交換時の作業性も上がる一方で、差し込み不足や端子ゆるみの確認が重要です。

向いている人

  • リレー本体とソケットの違いを知りたい人
  • 制御盤内のリレー配線を追えるようになりたい人
  • リレー交換時に端子番号を確認したい人

まだ不要な人

  • リレーのコイルと接点の基本がまだ分からない人
  • a接点・b接点の違いをまだ学んでいない人

先に結論

  • リレーソケットは、リレー本体を差し込んで配線しやすくする台座です。
  • 本体交換がしやすく、端子番号でコイル側・接点側を整理できます。
  • 抜け、差し間違い、接触不良、端子番号の読み違いに注意が必要です。

この記事でわかること

先に結論:リレーソケットは「配線を残したまま本体交換しやすくする部品」

リレーソケットは、ソケット側に配線を集め、リレー本体は差し込んで使うための部品です。リレー本体とソケットは別物として考えると、配線追跡と保守が一気に分かりやすくなります。

交換作業では、電源OFFと安全確認を前提に、型式・向き・端子番号を先に確認してから抜き差しします。

1. リレーソケットとは

リレーソケットは、制御盤でリレーを使うときの台座です。ねじ端子や差し込み端子があり、現場の配線は基本的にソケット側へ接続します。

リレー本体、リレーソケット、端子台、配線の関係を示した基本構成図

2. リレー本体とソケットの関係

リレー本体は動作部、ソケットは配線部です。本体だけでは盤内配線がしづらいため、実務ではソケットとの組み合わせで使います。

リレー本体とリレーソケットの役割の違いを比較した図
先輩

先輩 本体とソケットを同じ部品と思うと、トラブル切り分けで迷うよ。

新人

新人 配線はソケット側、本体は差し込む部品、と分けて見ます。

3. リレーソケットの基本構成

ソケットは端子番号で機能が分かれます。コイル側端子(A1/A2など)と接点側端子(11-12-14など)を分けて読むのが基本です。

4. 端子番号とコイル側・接点側の見方

配線確認は、PLC出力→リレーコイル→接点側負荷の順で追います。コイル側に電圧が来ているか、接点側で導通が切り替わるかを分けて確認します。

PLC出力からリレーソケットを通って接点側の負荷へつながる配線の流れを示した図

5. リレー交換でソケットが便利な理由

ソケット配線を残したまま本体だけ交換しやすいのが最大の利点です。同じ見た目でもピン数や端子配置が違う場合があるため、交換前に必ず型式と仕様を照合します。

抜く前には向き・端子番号・現在配線の写真記録を取り、誤挿入を防ぎます。

6. 配線確認とトラブル時に見るポイント

  • 差し込み不足や半挿しがないか
  • ソケット端子ネジの緩みがないか
  • コイル側端子に指定電圧が来ているか
  • 接点側で負荷側へ電圧が渡っているか
  • 端子番号の読み違い・差し間違いがないか
  • 接触不良や経年劣化がないか

7. 現場で注意したいこと

交換時は必ず電源OFFと安全確認を実施し、無電圧確認後に作業します。復旧後は動作確認を行い、コイル動作と接点出力が両方成立しているか確認します。